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【栄養相談:赤ちゃん時代から食が細くて、もうすぐ小学生なのに体重がなかなか増えない子供の対処法】

  • 2022年5月17日

Q. 子供の体重の健康的な増やし方を教えてほしいです。
A. お子様の体重が、成長曲線の正常下限あたりから、なかなか増えないととてもご心配ですよね。栄養士からのアドバイスを中心にお答えいたします。食事のポイントとして重要になることが主食(ごはん、パン、麺類、芋類等)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品等)、副菜(野菜、きのこ、海藻等)が揃ったお食事になっていることです。
栄養を偏りなく摂るためにもこの3つを揃えたお食事になるように意識してみてください。
食が細いとのことで何か思い当たることはありませんか?
運動不足、睡眠不足、間食を食べすぎている、好き嫌いや偏食がある等。
運動・睡眠不足を解消することで空腹感が増すこともあります。
子供の胃袋は小さいため、ご飯の前におやつを食べてしまうとお腹がいっぱいになってしまい、ごはんの時間にお腹が空かなくなってしまいます。ですが子供にとっての間食は必ずしも悪いものではありません。間食は食事で摂り切れなかった栄養を補う補食として考えます。補食のポイントは穀類、芋類、乳製品等のビタミンやカルシウム、炭水化物が中心となるものがお勧めです。市販品を選ぶ時はできるだけ脂質、食塩、砂糖等が少なめのものを選ぶと良いと思います。おやつはだらだら食べないよう時間や量を決めておくと安心です。
好き嫌いや偏食がある場合は、肉が食べられないなら魚を食べさせる等、主食、主菜、副菜の大きな括りで栄養を摂ることができれば良いと考えます。子どもの味覚は成長と共に変わることもありますので、「なんでも食べてほしい」という気持ちはありますが、ひとまずはまんべんなく栄養を摂れるようにしていくことがお勧めです。
学校が始まり、活動量が増えることで食欲も増加し少食が改善されることもあります。家族で会話をしながら楽しい食事の時間にし、温かく見守っていきましょう。